ガッティとオシムヘンが示した敬意のメッセージ ユベントスは険しいCLへの道のりに直面

ユーベ

象徴的だったのがガッティとオシムヘンの対峙だ。前半早々に口論となり、オシムヘンがトレードマークのフェイスマスクを外して声を荒らげる場面もあった。何が発端だったのかは不明だが、試合終了の笛と同時に両者は固く抱き合った。

激しく、荒々しく、しかしフェア。感情を前面に出しながらもリスペクトを失わない姿勢は、現代サッカーが見失いかけている価値を思い起こさせた。

セリエAは近年、VARの過度な介入もあり“ソフト”になり過ぎたとの指摘もある。だがこの試合は、イタリアのクラブが高強度で戦えば欧州でも十分通用することを証明した。実際、アタランタはドルトムントを4-1で撃破し、今季セリエA勢で唯一ベスト16進出を果たしている。

もっとも、ユベントスにとってここからが本当の試練だ。

内容と自信はルチアーノ・スパレッティの下で大きく向上したが、リーグでは依然として4位と勝ち点4差。次節はローマとのアウェー戦が待つ。

高強度の試合後に失速する傾向も懸念材料だ。インテルとの激闘後にはガラタサライに5-2で敗れ、その後コモにも0-2で敗北。肉体的・精神的消耗が影響した可能性は否定できない。

残り11試合でCL圏まで7ポイント差に広がる事態は避けたい。ローマは1週間の準備期間を得ているが、それは言い訳にならない。

ユベントスは開幕当初の不振から立て直した。しかしトップ4入りは依然として不透明だ。3日後の一戦は、今季の行方を大きく左右する分水嶺となる。

ガラタサライ戦で見せた犠牲心と闘志が無駄ではなかったことを証明できるか。ビアンコネーリは正念場を迎えている。

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