背景には補強方針を巡る溝があるようだ。移籍市場ではジャン=フィリップ・マテタ獲得がフロント主導で進められ、監督の意向が十分に反映されなかったとされる。またクリストファー・エンクンクの案件も同様だったとの指摘もある。いずれも高額な投資だけに、現場とフロントの意思疎通は大きな課題だ。
アッレグリはこれまで補強に明確なビジョンを示してきた。アドリアン・ラビオの成功例もあり、より強い発言権を求めるのは自然な流れとも言える。
では本当に退任はあるのか。現段階では可能性は高くないと見る向きが多い。複数年体制を前提としたプロジェクトが語られてきただけに、今季終了前に関係が破綻するシナリオは現実味に欠ける。
サッカー界では状況が急変することも珍しくない。それでも今回の一連の報道は、決定的な対立というよりも、修復可能な内部調整の範囲にとどまっている印象だ。重要な局面を迎えるミランは、まずピッチ上の結果で雑音をかき消したいところだ。



コメント