ミラン、サッスオーロと痛恨ドロー 首位陥落の一戦で見えた5つのポイント

ミラン

3. 再び浮き彫りになった層の薄さ

先発に関しては、アッレグリはクリスチャン・プリシッチを起用した以外、大きな変更を加えなかった。問題はベンチだった。スクデットを争うには、やはり選手層が足りない。

レオンやサンティアゴ・ヒメネスがいれば状況は違ったかもしれないが、それは現実ではない。攻撃的な交代策としては、サムエレ・リッチを投入し、ルベン・ロフタス=チークを前に出す程度だった。一方でサッスオーロはロリアンテを投入し、即座に流れを変えてみせた。ビッグクラブと昇格組の構図を考えれば、本来は逆であるべきだ。

4. 疑問の残るレフェリング

この試合では、若い主審ヴァレリオ・クレッツィーニの判定も物議を醸した。プリシッチへの明確なファウルを流す場面や、ハンドの見逃しなど、不可解な判断が目立った。

57分には、プリシッチの正当なゴールが、ビルドアップ時のロフタス=チークのファウルを理由に取り消されたが、判定委員の見解ではゴールは認められるべきだったとされている。この1点があれば、試合は全く違う展開になっていた可能性が高い。

5. 半分空いたグラス

試合後、アッレグリはこのドローを「役に立つ結果」と前向きに捉えたが、現実的にはネガティブな側面が大きい。昇格組相手に再び勝ち点2を失った事実は重い。

今季、ミランは昇格3チーム相手にすでに6失点を喫しており、しかも全てサン・シーロでの試合だ。チャンピオンズリーグ出場権争いを考えても、看過できない数字である。プリシッチを戦術的理由で下げた判断も含め、指揮官の采配にも一定の責任はあり、守備的に構えすぎたアプローチが最善だったかは疑問が残る。

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