負傷交代したマルティン・バトゥリナに代えてセルジ・ロベルトを投入。出場停止のニコ・パス不在でも、テクニカルな中盤構成で主導権を握った。
「ニコ・パスが重要でないとは言えない。ただ、彼がいなくても勝てると示せたことは大きい。自信につながる」
さらに指揮官は、戦術の柔軟性と選手のメンタリティの重要性を強調した。
「この種の試合では、誰かが主導権を握らなければボールを失い、自信も失う。プレッシャーの中でボールを受けたがる選手が必要だ。我々はカウンターも保持もできる。試合中の戦術調整ひとつで流れは一変する」
スペイン人指揮官は、ユベントスを「イタリアのレアル・マドリードのような存在」と評し、「ここでこのような戦いができたことを誇りに思う」と胸を張った。
勝利により、コモは5位ユベントスと勝ち点1差に接近。欧州カップ戦圏内争いに本格参戦する形となった。さらに来月にはコッパ・イタリア準決勝でインテルと対戦する。
それでもファブレガス監督は冷静だ。
「特定の目標を掲げるつもりはない。1年半前はセリエBにいたクラブだ。一歩ずつ、落ち着いて文化とアイデンティティを築いていく」
かつてアーセナルで師事したアーセン・ヴェンゲルの影響についても言及した。
「ヴェンゲルは私にとって二人目の父のような存在だ。彼はトランジションやスペース攻略を徹底していた。現代サッカーではさらに重要な要素だ。多くを学び、それを自分のチームにも落とし込みたい」
歴史的勝利の裏には、恩師から受け継いだ哲学が息づいていた。



コメント