Sempre Milan
ミラン行きが進まない理由
アンドニ・イラオラのミラン監督就任は、一見すると理想的な組み合わせにも映る。しかし現地では、「イラオラがミラン行きを断るのは極めて論理的だ」との見方が強まっている。
ミランは依然として世界屈指のビッグクラブだが、近年はクラブ内部の構造面に問題を抱えている。歴史やブランドだけでは、もはやトップレベルの指揮官を惹きつけられない状況だという。
構造不在が最大の問題
マッシミリアーノ・アッレグリ解任後、ミランは後任候補としてイラオラに接触。ボーンマスで結果を残した同監督は高く評価されていた。
ただし、現時点のミランにはスポーツディレクターや強化方針など、クラブとしての明確な方向性が見えていない。
記事内では、「ペップ・グアルディオラを監督に据えながら、SD候補にショーン・ダイチを置くようなもの」と例えられており、フロントと監督のサッカー観が一致していない危険性が指摘されている。
実際、昨季のミランではクラブ側が将来性重視の補強を進める一方、アッレグリは即戦力を希望。こうしたズレがチームの機能不全につながったと分析されている。
再建色が強すぎる現状
さらに問題なのは、チームの再建規模だ。
メニャンやラファエル・レオンら主力の去就が不透明なうえ、誰を中心に新チームを作るのかも定まっていない。
また、クラブが「若手育成と売却益重視」に進むのか、それとも「即優勝を狙う路線」なのかも不透明。監督側から見れば、どんな戦力で何を目指すのかが見えない状態だという。
イラオラ自身は昨夏、ボーンマスで守備陣を大幅刷新した経験を持つが、それは明確なクラブ戦略があったからこそ成功したものだった。



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