三冠の可能性は現実か インテル、全タイトル制覇への道筋

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セリエA、コッパ・イタリア、そしてCL キヴ体制のネラッズーリは“すべて”を狙える位置にいる

ここ数シーズンのイタリアで最も安定して強さを示してきたクラブはインテルだ。2020年代初頭にユベントスの長期支配が終わって以降、国内外で最もタイトルに近い存在であり続けているのがネラッズーリである。

スクデット2回、コッパ・イタリア2回、スーペルコッパ・イタリアーナ3回、さらにチャンピオンズリーグ決勝進出2回。この実績は、セリエAの他クラブを大きく引き離すものだ。

今季は新指揮官クリスティアン・キヴを迎えたが、勢いは衰えていない。12月のボローニャ戦敗戦によって四冠の可能性は消えたものの、それでも初年度で三つのタイトルを手にするチャンスは十分に残されている。多くのブックメーカーが、インテルを少なくとも一冠の最有力候補に挙げているのも不思議ではない。

では、本当に「すべて」を勝ち取ることは可能なのか。

今季ここまでのインテルは非常に安定している。トロフィーゼロに終わった昨季を経て、クラブは大胆な決断を下した。元選手キヴを監督に据え、夏のクラブワールドカップからチームを率いさせた。補強は最小限にとどまり、完成度の高いスカッドをそのまま維持した形でシーズンに入った。

セリエA開幕戦ではトリノを5-0で圧倒。しかし、その後の数試合で喫した敗戦が、今季のリーグ戦がいかに競争の激しいものかを示している。それでも序盤以降は安定した結果を積み重ね、現在も3つのコンペティションを並行して戦いながらリーグ首位を維持している。

タイトル争いは依然として混戦だ。ナポリ、ユベントス、ローマも追走の姿勢を崩していない。ただ、実際の構図はインテルとミランによる“ミラノ対決”の様相を呈している。

直近6回のダービーで勝利がない点は不安材料だが、たとえ再び敗れたとしても、インテルの優位が大きく揺らぐわけではない。キヴのチームには困難を乗り越えるだけの層の厚さと安定感がある。

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